@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001118, journal = {新見公立大学紀要, The bulletin of Niimi College}, month = {}, note = {P(論文), 各都市に設置されたパブリックアート、特に彫刻を対象に、野外に設置された歴史的背景や各都市の動向、彫刻が設置された環境の現状について明らかにし、鑑賞教育の教材になりうるための課題やあり方について検討した。パブリックアートの始まりは「集団58野外彫刻展」であり、宇部市や神戸市、仙台市など各都市が彫刻のある街づくりを目標に、彫刻を設置する動きが盛んとなった。彫刻が野外に設置されはじめて約60年がたつが、地方自治体主催の彫刻コンクールや彫刻シンポジウムなどが多く開催され、鑑賞者と作品をつなぐ試みなども行われている。各都市が都市開発計画に彫刻を主軸にした空間づくりを行うことが、環境を憩いの場や芸術的空間に変えてきたといえる。しかし、中には、作品の設置計画が不充分なものや管理状態に問題があるものもある。その解決策としては、学校教育によるアプローチがあると考えられる。実際に彫刻が設置された環境を教育の対象として活用し、ピンポイントの場所から鑑賞する「点の観賞法」や前後左右に動きながら鑑賞する「線の観賞法」、作品の周囲を回りながら鑑賞する「円の観賞法」を取り入れた教育方法の実践を進めることが望ましい。そのような観賞方の実施によって表現の楽しみを確認し、鑑賞教育の真意が見出されていくものと考えられる。}, pages = {89--94}, title = {野外彫刻を対象とした表現における鑑賞について(1)−パブリックアートと空間の関わりから−}, volume = {38-2}, year = {2018} }