@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001119, journal = {新見公立大学紀要, The bulletin of Niimi College}, month = {}, note = {P(論文), 鑑賞教育にふさわしい野外彫刻の在り方について具体的に考察するために、広島市平和記念公園の本郷新作「嵐の中の母子像」の設置状況や作品の構築について調査した。作品が設置された空間は作品鑑賞に適したものであり、点・線・円のどの鑑賞法も可能であった。360度どの方向からも鑑賞できる環境は非常に優れた作品設置の在り方と考えられる。作品は存在感ある量感や量塊などの要素を駆使して制作されており、作品のムーブマンが幾重にも重なり充実感、重量感のある作品として完成され、作品の心象と環境のかかわりは極度に調和したものと考えられる。また、作品の各部位はデフォルメを加え制作されており、視点から距離のある部位ほど小さく見える遠近感による歪みを解消する技法が駆使され、高い台座に設置されることを意識して制作された作品であると考える。この様に作品の心象や技法、作品の設置方法や空間を総合的に考慮して作り上げられたパブリックアートは、鑑賞者に大きな感動や心地よさなどを与える存在となるものであり、作品鑑賞の優れた教材となる。}, pages = {95--99}, title = {野外彫刻を対象とした表現における鑑賞について(2)−広島市「嵐の中の母子像」の調査から−}, volume = {38-2}, year = {2018} }