@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001120, journal = {新見公立大学紀要, The bulletin of Niimi College}, month = {}, note = {P(論文), 「さがし絵」の要素を持つ子ども向けポスターを見た子どもの意識が、ポスターの構成要素の何に向くか明らかにするために、愛媛県内I幼稚園の5歳児25名を対象として、ポスターを見た子どもの様子を観察し、子どもの反応や言葉を記録した。その結果、色やキャラクターの姿かたち、キャラクターの行動、キャラクターの感情、さがし絵、物語の内容・あらすじ、文字・数字に対して子どもの反応がみらえた。また、ポスターの色や絵が、子どもの遊びや表現活動(鑑賞)を誘発する可能性があることも分かった。子どもの反応の多さから、子ども向け行事向けポスターに必要な要素は、画面を構成するモチーフ(キャラクター)、色彩、レイアウト、文字情報と考えられた。特に、さがし絵に隠されたモチーフを発見した子どもの遊びは、キャラクター探しだけでなく、隠れたキャラクターの数を数える数え遊びに発展するなど、展開が見られた。子ども向けポスターを制作する際に、これらの要素を盛り込み、子どもに伝えたい内容を効果的にレイアウトすることによって、子どもの興味を引き、形の面白さや色の美しさを感じる子どもの感性を育むことに繋がると考えられる。また、子ども向けポスターが、画面の中のものを探す遊びやそこから連想する感情表現、知っていることを話す遊び等に発展する可能性もある。これらの遊びは、近年、子どもの造形表現で重要とされる「鑑賞の指導」にも繋がるものと考える。}, pages = {101--106}, title = {幼児向け行事ポスターに求められる要素と子どもの遊びについて −「さがし絵」の要素を持つポスターを見た子どもの反応から−}, volume = {38-2}, year = {2018} }