@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001131, journal = {新見公立大学紀要, The bulletin of Niimi College}, month = {}, note = {P(論文), 中山間地域に所在する新見公立短期大学では、交通の便の悪さゆえにボランティア活動が大学近隣の地域に限られている。大学から離れた地域からも学生への行事参加の要望、要請はあるものの、それに応えることは十分にできていない。筆者のゼミナールに所属する保育学生は、ゼミで取り組んでいた地域の子どもたちへの貢献活動である駄菓子屋模擬店を、ゼミ活動を超えた地域ボランティア活動に発展させ、遠方の地域へ出向いては子どもたちや住民との交流を活発に行なった。交流が数回続き、地元住民の理解を得られるようになると、課題のひとつである現地までの送迎を住民の協力で克服することができた。この「地域との連続的、継続的な繋がりの強化」は、次年度のゼミ生に引き継がれ、学生たちは「ボランティアをしに行く」という他者に対して一方的な感覚から「地元の活動に参加する」という自分と住民との間の双方向的な感覚に移行し、活動終盤には教員の指示ではなく、自発的に計画・行動するようになっていった。学生たちは、訪問先の地域、あるいはそこの子どもたちや住民に対して愛着を持つようになり、自分たちが遠方から足を運ぶ「よそ者」であるという意識が薄れ、実習等では体験できない「地域の子どもたちの成長を住民の方々と一緒に見守っている実感」を得るまでに至った。これらの成果から、活動地域の住民や団体などと積極的かつ継続的に関わり続けることは、活動をする者と活動を受け入れる者の関係が対等で良好なパートナーの関係に昇華し、実地体験活動の教育効果をより一層高めることがわかった。}, pages = {173--177}, title = {中山間地域の保育短大生が取り組む地域間交流型実地体験活動の意義−新見市萬歳地区住民との交流から−}, volume = {38-2}, year = {2018} }