@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001252, author = {原田 信之}, journal = {新見公立大学紀要}, month = {Dec}, note = {鹿児島県薩摩川内市の甑列島(上甑島、中甑島、下甑島)において自然説明伝説について調査したところ、島名説明伝説の「甑島」、岬名説明伝説の「唐船が艫」、石名説明伝説の「トシドン石」「神籠石」「手掛石」、浜名説明伝説の「長目の浜」、池名説明伝説の「海鼠池」「貝池」、瀬名説明伝説の「十六人瀬」、穴名説明伝説の「八艘穴」など、多様な伝説が伝承されていた。特に、島名では巨石信仰、岬名では遣唐船漂着伝承、石名では来訪神と琉球文化との関係、浜名・池名では薩摩藩島津氏との関わりなどが注目される。これらの事例により、自然説明伝説は自然に存在しているものを説明する伝説であるが、説明を要するほどの内容を持つ伝説には、歴史的なものや文化的なものなど、何らかの背景があることが確認された。また、甑列島の伝承は九州文化圏の影響が強いことがうかがえた。}, pages = {1--14}, title = {鹿児島県甑列島の自然説明伝説}, volume = {41}, year = {2020} }