@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001265, author = {八尋 茂樹 and Dustin John KIDD}, journal = {新見公立大学紀要}, month = {Dec}, note = {これまで多くの不登校に関する書籍が出版されてきたが、どのようなテーマで語られてきたかを整理することは、今後の不登校問題対策を考える時に有益となろう。本稿では、書籍のタイトルを分析することで、テーマの傾向を探ることを目指した。不登校関連の書籍は、一般的な市販の書籍と、政府刊行物のような公的な書籍とに分かれるため、それぞれ分けて、テキストマイニングによって分析した。その結果、市販の書籍のタイトルには、前向きなイメージを持つ語句が選ばれていたり、今までとは異なる生き方をイメージさせる語句が積極的に使用されていたりすることがわかった。公的に出版された書籍では、不登校の子どもたちの実態を科学的に把握した上で対策を練り、その効果を検証しながら不登校対策のプログラムを開発していきたいという、生徒を指導する側の専門職としての立場で使用する語句が多いことがわかった。また、公的に出版された書籍が学校内での先生や、他の生徒たちとの人間関係に焦点が当てられているのに対し、市販されている書籍では、家庭や家族における人間関係を非常に意識して出版されていることもわかった。公的に出版される書籍は一般の読者は読まないことを考慮すると、専門職の読者も一般の読者も両方とも読む市販の書籍の中に、縦の人間関係と横の人間関係の両方について語った書籍が増えることが望まれる。それによって、不登校当事者にとって有益な情報が効率よく、そしてバランス良く世間に流布され、専門的な読者と一般的な読者の区別をすることなく、どちらにとっても有益な書物が増えていくことになると考えた。}, pages = {111--116}, title = {日本国内で出版された不登校に関する書籍のタイトルの分析にみる書籍の構成内容の傾向}, volume = {41}, year = {2020} }