@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00001312, author = {広瀬 綾子}, issue = {2}, journal = {新見公立大学紀要}, month = {Dec}, note = {本稿は、道徳教育の指導法の一つである「演じること」や「役割演技」 を問い直し、その課題を解決する手がかりとして、道徳性の育成を念頭に置いて行う「総合的な学習の時間」におけるオペラの創作と上演の活動、およびその妥当性ならびに理論的根拠となる、小原國芳による演劇教育と道徳教育の理論について明らかにするものである。総合的な学習の時間の一環として行われる東広島市立西条小学校におけるオペラ「白壁の街」の創作と上演の活動によって、多様かつ多面的な道徳的諸価値の育成や、家庭や地域社会との深い連携による道徳性の育成が可能になること、また、子どものうちで実感を伴って、道徳的諸価値を体得できること、などの道徳性が育まれることを明らかにした。また、その妥当性および理論的根拠となる、小原による演劇教育と道徳教育の理論について明らかにした。すなわち、①演劇は、頭、心、身体のすべてを用いて行う活動であり、子どもの全面的、調和的な成長や発達を促すこと、すなわち全人教育を可能にする、②子どものうちで実感を伴って、道徳性が醸成される、③演じることで子どもの道徳的感情が喚起されることなどを明らかにした。}, pages = {9--20}, title = {「総合的な学習の時間」における道徳性の育成―東広島市立西条小学校におけるオペラ「白壁の街」と、小原國芳の『学校劇論』を中心に―}, volume = {42}, year = {2021} }