@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00000452, journal = {新見公立大学紀要, The bulletin of Niimi College}, month = {}, note = {P(論文), 2011年の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故は,福島県を中心とした住民に放射線に対する 大きな健康不安を与えた。特に「水などの飲み物」への不安は深刻である。ボランティアチーム30t project は,その不安を少しでも解消する目的から,ペットボトルの飲料水を福島県内の幼稚園に定期的に届ける活 動をしている。そこで本研究では,同団体が水を届けている施設の保育者や保護者グループを対象としたフ ォーカスグループインタビューを試み,この活動の成果と意義について調査した。その結果,ほとんどの保 育者や保護者が,震災から3年以上経過しても放射能による水道水の安全性に不安や不信感を抱いており,同 団体の活動によってその健康不安が軽減され,児童家庭福祉的支援としての成果が得られていることがわか った。一方で,この活動によって,福島県の水道水が安全ではないという風評被害や,水道水よりもペット ボトルの水の方が安全であるという固定観念を強化してしまうおそれがあるため,改善していくべき課題も 明らかになった。}, pages = {81--84}, title = {幼児をもつ保護者の放射線不安を軽減するための児童家庭福祉的支援の試み : 被災地の幼稚園にペットボトルの飲料水を届けるボランティア活動を通して}, volume = {35}, year = {2014} }