@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00000519, author = {柘野, 浩子}, journal = {新見公立大学紀要}, month = {}, note = {基礎看護学実習Ⅱにおいて,学生が事故の危険性を感じた体験の有無とその場面,実習終了後に事故予防のために大切だと認識した力を明らかにすることを目的として調査を行った。その結果,実習中,事故の危険性を感じた体験があった学生は12名(27%)で,体験を川村1 )の「ヒヤリ・ハット領域別分類」で分類したところ,『療養上の世話』が10例(83.4%)で最も多かった。また事故の危険要因を川村2 )の「医療における危険要因とその分類」で分類すると,A:患者背景と療養環境・生活にまつわる危険要因が1 例(8.3%),B:医療従事者のエラー特性および知識・技術などと医療者側の状況における危険要因が2 例(16.7%),A・B の両者が同時に存在するものが9 例(75%)であった。学生の実践は日常生活援助が主で,顕在問題は捉えやすいが潜在問題は捉えにくいため,患者の疾患・状態などの内的要因をアセスメントできるよう教授する必要性が示唆された。学生が事故予防のために大切だと認識した力は,事故の危険性体験の有無に関わらず,1 ~ 3 位は注意力,判断力,観察であった。事故予防に大切な力を備えるためには,基本的知識に加えて臨床での経験から得た知識,安全な看護技術,看護者としての態度について学びを獲得できるよう教授していく必要がある。また事故事例を用いた臨場感あふれる教授方法が効果的であることが示唆された。}, pages = {67--73}, title = {看護学生が事故の危険を感じた場面と事故予防にとって大切だと認識した力 −基礎看護学実習Ⅱ終了後のアンケート調査から−}, volume = {36}, year = {2015} }