@article{oai:niimi-c.repo.nii.ac.jp:00000884, author = {芝﨑, 美和 and 芝崎, 良典 and 徳田, 英子}, journal = {新見公立大学紀要}, month = {}, note = {本研究の目的は,子どもの文化的環境に注目し,感情表出の発達に影響する要因を解明することであった。6ヶ月にわたる短期縦断的観察研究を行い,他児との相互作用におけるA児の感情表出に質的な変化が認められた段階を3つ(短期Ⅰ~Ⅲ期)に分けた。Ⅰ期では,感情が表情に示されにくく,向社会的行動と表情との間には不一致が見られた。Ⅱ期では,仲間関係に広がりが見られ始め,感情を言語化したり,他児との繋がりを求める姿が次第に見られるようになった。Ⅲ期では,仲間関係がさらに広がり,ポジティブな感情を表情として表すだけでなく,特定の他児以外にも,ポジティブな表情を伴う向社会的行動を示すようになった。このような縦断的変化の背景には,保護者によるA児の見方の変容と集団遊びの導入による仲間相互作用の変化があることが示唆された。}, pages = {15--21}, title = {幼児期の感情表出を促す文化的要因 −短期縦断的観察研究による検討−}, volume = {37}, year = {2016} }